顔と頭蓋骨 そしてヘアメイク
最近では、一日に何枚も自分を撮影したりする方も多いと思います
数年前までは「プリクラ」なるものが流行っていたと記憶しますが
今では、わざわざお金を払って撮影しなくてもスマホのカメラはものすごい勢いで進化し、そしてアプリも同じく進化し続けています
もはやアプリを使用して自撮りしたものは、5割り増しでイケてる自分に写るんです
と、いうことは・・・自分でさえ本当の自分がどんなだったのか・・・勘違いしたりしてしまうのであります
本当の自分を自分の肉眼で見ることは出来ないので、とりあえず正直に反映される「鏡」でよ~く自分を観察したいものです
さて、本題です
自分の顔の輪郭、頭の形、毛髪の生えている範囲・・・
そして、顔の左右の違い
さらに頭の大きさ、毛量、質感
顔のパーツの大きさ、配置、などなど・・
理解している方は少ないです
これらはヘアスタイルを考えるときに、とても大切な要素です
「丸顔」
「面長」
「ベース型」
「逆三角」
ヘアカタログなどを参考にしても、はたして自分がどれに当てはまるのか・・・?
思い違いも多いのです
美容室でお客様がよく「私って髪が多くて!広がるので減らしてください」と言う事があるのですが、実は頭の形が横に張っている形だったり、襟足の生え方が幅広だったり
意外に毛量が問題ではなかったりするのです
ほとんどの人は左右の顔がぜんぜん違います
自分の顔のどちら側が好きですか?
分け目を変えるだけで、印象が違ってきます
長所をどう活かすのか、気になる欠点をどうカバーするのか?
「丸顔」の場合
やわらかさを強調したいのなら、ふわふわしたカールとM字ラインの前髪を合わせることによって長所アップになります
逆にシャープに見せたいのなら、縦のラインを感じさせるような奥行きのある前髪をつくり、こめかみを隠すようなラインをつくると良いでしょう
「面長」の場合
斜めバングに前下がりのストレートのシルエットにすると、シャープなイメージが強調され、逆に横のラインを感じさせるような高さや奥行きのない前髪にすると、やわらかいイメージを作りやすいでしょう
「ベース型」の場合
顔の張りを感じさせないためには、縦のラインをつくりフェイスラインの髪を柔らかく沿わせたりするとカバーされます
逆にきりっとさせたいのなら、ストレートのロングも良いでしょう
「逆三角」の場合
華奢なアゴを強調したいならショートで軽い感じにすると、シャープでかっこいいイメージになります
逆に丸みのある前髪や横のラインを広げ、リバースに流すような動きのあるスタイルにすると柔らかい印象になります
ざっと、簡単な説明だけですが・・・
さらに顔のパーツなども考慮しながら似合うヘアメイクをデザインしていきます
「なりたいイメージ」を考えるときに参考にしてみてくださいね